stage of the ground
2nd Braves.

characters



―二年生―



蜂谷 裕(はちや ゆう)

「約束したんだ。必ず甲子園で会おうって。俺の知る限り最高のバッテリーと。」

本編の主人公。周りよりも小さな体格でコンプレックスを感じている。
中学では全国優勝をしている。兵庫から引越し神奈川へ。苗字も桜庭から蜂谷に。
俊足を持ち、その姿に似合わないスタミナもある。基本的に嘘吐きなので皆には秘密。実力は未だ未知数。
家族は、両親は二年前に逝去し弟と二人。現在は市河家に居候。
浅賀恭輔と笹森エイジらとの約束を胸に甲子園へ向けて日々奮闘中。

4月26日生まれ 牡牛座 O型


市河 俊(いちかわ しゅん)

「何、ごちゃごちゃ考えてるか知らねぇけど、甲子園には必ず行く。別にお前になんか期待してねぇよ」

裕の従兄弟で、スマイリーな彼に比べれば天と地ほどの違い。非常にクールドライ。排他的と言い換えてもいい。
中学こそ無名だったが、今では皆の期待の掛かる天才ピッチャー。
打撃も出来る上にそれなりに頭もいい。顔もいいので人気は高いが本当に素っ気無い。
裕の出現で周りに気を許しつつある。市河家の次男。双子の兄がいる。

8月11日生まれ 獅子座 AB型


市河 脩(いちかわ しゅう)

「心配してくれる奴がいるんだからな。『ごめん』じゃなくて『ありがとう』だろ。」

俊の双子の兄で市河家の長男。何でも出来る優等生。
勉強はもちろん、運動も出来る。部活のテニスでは全国からも注目される。
弟の俊とは特に性格に関しては真逆で、笑顔を絶やさない優しい人。お兄さん肌。

8月11日生まれ 獅子座 AB型


爾志 浩人(にし ひろと)

「おお、甲子園行けるかもな」

俊とバッテリーを組むキャッチャー。大柄の、正に捕手になる為に生まれて来たような人間。
強く優しく、あの俊ともバッテリーを組んで活躍している。
が、時には意見が割れて決裂する事も。大体は爾志が折れてくれる。
鋭いバッティングを見せてくれるチームの大砲。家は大きな病院で色々と板ばさみ。

1月21日生まれ 水瓶座 A型


禄高 尚樹(ろくだか なおき)

「あんなガキに、ファーストの座は渡さん!」

ムードメーカーのようなトラブルメーカーのような。いわゆるお調子者。
大抵何かしらイタズラを企んでいて問題を起こすが何故か憎めない人。
ポジションはファーストで、今年の大型ルーキーである那波を敵視している。
実は正義感も強かったりする。いつも一人でも楽しそうにしている幸せ者。

3月24日生まれ 牡羊座 A型


新 陽輔(しむら ようすけ)

「熱血馬鹿。」

言いたい事をはっきり言う、割りきった性格の持ち主。毒舌。
腕前はまだまだ発展途上。始めは裕を敵視していた。今はそれなりに仲がいい。
割りと何でも出来る。好き嫌いがはっきりしていてその隔て方は公平。年上だろうが何だろうが関係ない。
レフト守備だが、まだ固定ではない未知数の選手。

10月30日生まれ 蠍座 B型


御杖 拓海(みつえ たくみ)

「…お前が甲子園に行ったなら、俺は、…手術を受ける、よ。」

中学三年生の冬、野球の出来る両足とたった一人の家族を失った。
以来、貿易商会長の叔父に預けられ病院で日々を送っていた。
実は中学の頃からのかなりの実力者らしい。
手術を受ければ治るが確率は十パーセント以下。その選択を裕が甲子園に行くかと言う事に託し決定を待つ。

7月15日生まれ 蟹座 O型


外岡 紗枝(とおか さえ)

「謝らなくていいんだよ!これで、阪野二高の未来は明るい!!」

阪野二高野球部を支えるマネージャーの一人。
夏の合宿では熱を出して一人宿に残された裕に付き添ってくれた優しい女の子。
縁の下の力持ちで、影からプレイヤーを支えてくれる。
可愛らしい少女。

3月4日生まれ 魚座 A型




―三年生―



赤星 啓輔(あかほし けいすけ)

「当たり前。俺は、負ける試合はしねーよ」

頼りになる野球部主将。エース。
実際は禄高に並ぶお調子者。その上ギャンブラーなので試合は大波乱。
だが、後輩の為ならヤンキーの喧嘩にも首を突っ込む。優しい人なのだ。
責任感も実は強く、ミスの度に自分を責めて何度でも立ち上がる。
相方のキャッチャー、副主将松本とは悪友で二人でつるんではどうしようもない事をしている。

9月27日生まれ 獅子座 O型




―一年生―



那波 光輝(ななみ こうき)

「俺、斎を信じてみますよ。」

天才と呼ばれ、皆の期待の掛かるスーパールーキー。
優等生で何でも出来るし、人当たりもいい。だが、目的の為なら手段を選ばない一面も。
「策士」と裕は称したが、そこには揺ぎ無い意志の強さがある。友達思いでもある。
親友の斎と「あいつ」との約束を胸に野球をしている。

9月1日生まれ 乙女座 AB型


斎 敬太(いつき けいた)

「…ありがとう。」

世間一般で言う不良少年…は昔の話。今は大体公正したよう。
意志は強い。出会い頭にパンチを繰り出すと言う常識外れだが、根はいい人。
那波とは親友。まだまだ、謎の多い少年。実力者らしい。

11月11日生まれ 蠍座 B型





他校

如月 昇治(きさらぎ しょうじ)

「お前にも、いつか解る。窮地に立たされた時にな。」

東光学園のエース。高校二年生。
昨年の夏はたった一人だけの力で地区予選を勝ち抜けて甲子園へ。だが、一回戦敗退。
その活躍を聞きつけて集まる一年生に希望を託し甲子園優勝を望む。
功利的主義者で、役に立たない人間は先輩だろうが同輩だろうが見下す厳しさがある。
彼も何かとの約束を胸にしているようだが…。

12月5日生まれ 射手座 A型


浅賀 恭輔(あさが きょうすけ)

「…ここで誓え。途中で、諦めんて。止まらへんてな」

昨年、春夏の甲子園連覇を成し遂げた県立朝間高校の期待の新星。
裕とは中学時代のチームメイトで、甲子園での再会を約束して待っている。
プロからもすでに即戦力と言われる天才。
一見、俊と似通ったクールドライだが根は優しく面倒見のいい人。

8月20日生まれ 獅子座 A型


笹森 エイジ(ささもり えいじ)

「早く本気になって上がって来い、蜂谷裕。」

裕、浅賀恭輔と甲子園での再会を約束した中学のチームメイトの一人。
大阪の野球の名門高校明石商業でキャッチャーを務める天才プレイヤー。
中学時代では浅賀恭輔とバッテリーを組んでいた。
面倒見がよく、春の大会で甲子園目前にして敗退した裕に気合を入れる為に電話を掛けていた。

7月23日生まれ 獅子座 A型